お酒を飲むと、体内に吸収されたアルコールは肝臓へ運ばれます。そこでアルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドと水素に分解され、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素によってアセトアルデヒドは酢酸と水素に分解されて最終的に炭酸ガスと水になって体外へ排出されます。
アセトアルデヒドが血液中に増えると酔った状態になります。このアセトアルデヒドを分解するアセトアルデヒド脱水素酵素の量により酔い安いか、酔いにくいかが多いか少ないかが決まります。
●肝臓も疲れます
アルコールを摂取すると、肝臓で中性脂肪が合成される。、アルコールを飲んで12時間後に中性脂肪の合成のピークになります。合成された中性脂肪は肝臓から体の各部の末しょう組織へ運ばれますが、肝臓から運び去られるまでには、さらにその後12時間かかります。
アルコールを毎日摂取すると、次々に新たな中性脂肪が合成されることになり、肝臓の中性脂肪処理能力を超えてしまうため、肝臓内に中性脂肪がたまってしまいます。
肝臓に脂肪がたまってくると、肝臓そのものの機能が果たせなくなってきます。それなのに、同じようにお酒を飲み続けると肝細胞が線維状になり硬くなってしまう肝硬変になったり、さらには動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の原因になってしまいます。
●肝臓は沈黙の臓器
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれています。障害が起こっても自覚症状があらわれにくいので、定期検診を必ず受けましょう。
アルコール性肝障害の初期段階では禁酒や食事を気を付けるだけで肝臓を正常に戻すことができます。 定期検診でγ−GTP値などが高めな人は、毎日の飲酒をやめ、週に2日は必ず休肝日をとったり、お酒のおつまみを低カロリーなものに変えて肝臓のオーバーワークを助けてあげましょう。
●肝臓に優しい食べ物
肝臓病になると、このはたらきが鈍るため、健康な人の2〜3倍はビタミンを摂る必要がある。特に、ビタミンEやビタミンB群は肝臓を守ってくれるため、たくさん摂取しましょう。
○大豆
肝臓の修復・再生には、必須アミノ酸が多い良質のタンパク質を摂ることが大切とされています。しかし、大豆なら植物性の良質なタンパク質をたっぷり摂れます。大豆は、必須アミノ酸をバランスよく含んだタンパク質のほか、ビタミン、カルシウム、カリウムが豊富です。
○しじみのみそ汁
しじみは低タンパクですが、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。アルコールを飲み過ぎると、肝細胞が損傷を受けます。必須アミノ酸により、肝細胞の主成分であるタンパク質が合成をされ、修復してくれます。
しじみに豊富なミネラルも、タンパク質の合成を助けます。
しじみの糖質は即効性の高いエネルギー源であるグリコーゲンが主体なので、肝臓の疲労回復を早めます。又ビタミンB2、B12、カルシウム、リン、鉄を含み、脂肪が少ないので肝臓への負担も少なく肝臓に良いと言われている食材です。
○牛乳
牛乳のタンパク質は良質の動物性タンパク質なので、肝臓の修復・再生に効果が高いと言われています。