食欲不振は消化器疾患などの病気で起こりますが、ここでは、風邪をひいたり、疲れがたまった時など食欲がなくなったときについて述べます。よく言われているように、疲れたときにはビタミンB1が良いといわれています。ビタミンB1は炭水化物を分解して筋肉のエネルギー源を作るのを手伝ってくれるだけでなく、神経の働きをよくし、胃腸の働きも盛んにすると考えられています。
●オケラ
食欲のないときには脂っこいものは避けたくなります。オケラはくせのない山菜のひとつで、天ぷら、煮つけなどにして食べます。オケラの根茎には特有の香りがあります。これはアトラクチンという成分を含む精油で、胃液の分泌を盛んにし、食欲増進に効果があるとされています。
●果実酒
疲れて食欲のないときは、果実酒を少し飲むと食欲が出ます。お酒は血行をよくし、食欲を増すなどの作用があります。 また、高麗人参酒などの薬用効果のある山野草や果実を用いたお酒は血行がよくなったところへ、薬効が体内にいきわたり体にも良いとされています。ただし飲みすぎには十分注意してください。
●ストレスによる食欲不振
不安や緊張で、ストレスがたまると、食欲がなくなったりします。緊張状態にあると、自律神経のひとつである「交感神経」の働きが優位になります。この交感神経には、胃腸の動きを抑える特徴があるため、食欲がわかなくなってしまうのです。
また、異常な食欲不振は病気も考えられます。消化器系の病気の場合が多く、胃ガンや大腸ガンなど消化器疾患の可能性もあります。理由もなく食欲不振が続く場合は専門医にみてもらいましょう。
●セロリ
セロリはカロチンとビタミンCを多く含んでおり、カロチンは全身の代謝をよくし、ビタミンCはストレスに対する抵抗力をつけたり、健胃、血圧降下、鎮静などの効果 があります。
食物繊維は整腸やコレステロールの低下に効果 があります。香りの成分にはセダノリッドとセネリンがあり、精神安定、食欲増進、効果 があるようです
●わさび
わさびの辛さが胃を刺激し、胃液の分泌を促します。また、消化力を助け、消化不良(胃のムカムカ)を解消してくれます。ただし、胃の弱っている人、胃潰瘍などがある時はわさびなど刺激の強い食べ物は控えましょう。
●さんしょ
香り野菜(しその葉、みょうが、みつば、木の芽など)やさんしょなども、辛みや香りが食欲をそそります。胃腸の働きを活発にし、胃もたれなどにも良いといわれています。